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デモンストレーション鉛筆
具象系イメージ素描イラスト

完成です。
伝統的な絵画素描で表現された具象デッサン方向の描画。先きに制作行程に於ける線の話しから説明します。前ページでは、アウトライン(ここでは輪郭)による絵画寄りのイラストと表現しました。それに手を加えたものがこの写真です。拡大を掲載していますのでシャープペンシルによる線が、画用紙の表面上に引かれたその線の状態のままで確認出来ると思います。目視を前提に線による造形形状を疑似立体として表現した時の所謂描き込み、描き起こし方は大きく分けると2タイプ存在します。1つは、平面絵画空間に陰影から思考されそれでこその美しさを描画する線のストロークによる斜線。古典巨匠等で例えるとレオナルドの素描の斜線等がわかり易いと思います。陰影等に引かれた斜線上の線の束、比較的長めの線のストロークや所謂ハッチングと言われるものです。平面である以上、平面を美しく見せる為の平面空間陰影描画表現方法といったところです。そしてもう1つは、そこで左の写真を御覧下さい。
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作品名: a frog サイズcm: 2.5x4.0 素材: 画用紙,鉛筆,描き込みシャープペンシル0.3
漫画:キャラクター系素描シリーズから
引かれた線が斜線上というよりまるで形状に巻き付けた様に目視出来ると思います。この様な線よるストロークを絵画造形分野技法の伝達系表現語では、モデリングと言います。私も時々言いますが、俗にいう言う"モデリングで良いから形起こして"のモデリングです。簡略に説明すると、人が平面空間に擬似的三次元立体を描こうとする場合に誰からも教わらずとも感覚的に自然に行なう行為、と表現出来るかも知れません。毛糸の玉。あなたが平面に描いた図を左右空間方向思考ではなく平面空間から手前に飛び出す様に浮き出る様に、そして丸まっている様に表現しようと試みた時、自然と手に持った鉛筆のストロークが毛糸玉表面に巻かれた毛糸ラインの様に、それで浮き出てくるかの様に引くと思います。それを今説明した言葉で伝えると、モデリングしていると言います。つまりこの作品は絵画的方向で輪郭を描きその後、モデリングで描き込んだ具象系イラスト画です。
補足を2~3します。モデリングによる線の束が、陰影部のより暗い所では目視出来ないと思います。これは絵画造形方向では、線の蓄積を行ない過ぎて"潰れている箇所"と表現します。場合によりけりですが平面造形芸術での線画による線が線として目視出来ない程潰れている線の蓄積は、人類が芸術哲学とその思考の歴史を経過して、美しいと判断される領域を持ち得ました。一方当然、潰れる事無く線のストロークが美しく残っている状態も然りです。造形芸術から今書いた後者を実際に思考されている区分け表現で説明すると"デザイン図系"等となります。広く絵画分野を御存知ない方々でも一度は目にした事があるかも知れませんが、美術芸術方向の初期位置付けから既にデザイン系や日本画方向の線画素描はその思考を持ち合わせている事もあり、所謂汚しも無くクリアに見えると思います。
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(*注0)約原寸大?
(*注1)左: 素描
アウトライン
線素描


(*注2)右: 素描
モデリング
線画素描
再び説明に戻ります。次は完成度という言葉について話します。左(*注1)の線画を御覧下さい。これは先きに説明した絵画素描方向で表現された具象デッサン方向のデザイン画、絵画寄りになっているイラストです。別段描き込まれていない様に見えると思います。絵画芸術思考に限らず物を作る方向から様々に至る迄に存在する言葉なので聞かれた事が在る方もいらっしゃると思いますが、これは仮にその様に見えていても完成度があるという言葉で表現したりします。右(*注2)の線画を御覧下さい。黒くなる程潰れる迄に確りと描き込まれています。描画で言うところの手数が加えてある状態で、これも完成度があると表現します。絵を描かない方は確りと描き込まれている絵を俗にいう終了した完成品と想像しがちですが、人間が思考してきた芸術幅での完成度とはそれぞれの位置を持つ任意の段階に於いてそれなりの哲学と感覚言葉を育て持ち、それは仕上げるという行程の延長線上から来る詰め、つまり描き終えられたその一過性だけがそうではないという事です。当然善し悪しもありますが、例えば現行のアニメーションは昔の物より完成度が上がっているものが多いという表現と、昔のアニメーションは完成度がある等、その様な思考の類と意味合いもあります。

デモンストレーション鉛筆まとめ
今回掲載の鉛筆素描は、これ迄に掲載されています絵画造形芸術における造形美術教育系所謂伝統の、描き出しから空間認識表現描画を加味した描画表現スタイルとその行程ではなく、アウトラインつまり輪郭を描いた後にその中を描いています。この線画後から描き込みに至る迄のこの行程を、描くという表現と一部同意味を持つ、"塗っている"と表現もします。正確には線の中を絵画的思考の基に今回のモデリングに限らずとも多技法等に於いても使用して描いた行為、それを塗りと表現し、線画自体とその制作行程とその思考領域に於いての領域表現語、それが塗り絵です。

補足と制作日誌
絵画芸術歴史では、輪郭を描いてから中を塗る描画は古典絵画の制作方法として存在してきました。それは当時、デッサン画とはテンペラや油彩等の完成作品へ向けた下図で、所謂本描きに於いても下図的なアウトライン輪郭を描いてから着彩するという制作行程を行なっていたからです。それは先きに説明した様に塗り絵と表現出来、その後に平面に於ける空間描画と造形を絵画的等と表現もする雰囲気という揺らぎを伴い一度に加味した描画造形を誕生させました。その方向では俗にいう"塗ってはいけない描く"です。今回は描いていても塗っているという簡単で当然の描画哲学に付いて描きましたが、これ迄説明している様に無論、平面芸術造形での描画には様々あります。再度、今デモンストレーションは作品の推移からも塗りとも表現するこの制作行程を表現する為に、輪郭表現の後に塗りを行ないイラスト画としました。ケント紙を使わず画用紙を使用したのは、年月が表現するドローイングが出易いからです。
(素材:輪郭 鉛筆 描き込み シャープペンシル0.3mm,画用紙)
橋本恭明
描画部分は2.5cmx4.0cmです。左は、前回掲載しました線素描イラスト時の全体写真。下は、誤差がありますが、よくある比較写真を追加掲載です。
橋本恭明
上:縮尺比率写真
左:線素描全体写真

イラスト



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